森林・林業関連書籍

100種の樹木を「街路樹になる木」「庭園樹になる木」「薬になる木」「食を支える木」…など8つのカテゴリーに分類して解説。木の文化、木と人とのかかわりに関するウンチクが素晴らしい。掲載されている樹木や木の文化に関する写真も独自性があり、美しいものばかりです。解説、写真ともに、他の樹木図鑑とは一線を画す本です。

公園や街路でふと見かけた美しい木。この木は何の木だろうか？と思ったときに、さ～っと調べることができる本です。内容ははシンプルに見えるのですが、実はとても多くの情報がまとまっており、それぞれの木のことを充分に知ることができます。木への知識を深めることができるとともに、木への魅力、愛着を感じることができるでしょう。

葉の特徴から樹木を検索できるガイドブック。実物の葉をスキャニングした鮮明な画像とともに樹木の特徴を解説。同じような葉でも見分けるポイントがわかりやすく解説されています。小型なので携帯可能。公園の木々やハイキングでさーっとなどを調べることができので、樹木の知識を深めることができるとともに、樹木への愛着を深めることができると思います。

●著者からのコメント
従来の樹木図鑑では樹皮(幹肌、木肌)の写真は1点のみの場合が大半で、樹齢や環境による樹皮の変化を知ることができませんでした。そこで本書では、原則として若木、成木、老木の3点の樹皮写真を掲載し、環境による樹皮の変異や個体差を示す写真も盛り込みました。解説文は樹皮による区別方法に主眼をおき、葉のスキャン画像も掲載しました。巻頭では、樹皮の外観を6タイプ(平滑、横筋、縦筋、縦裂、網裂、斑剥)に分類し、一覧表から検索できるページも設けています。また、樹皮の表面に付着する地衣類、藻類、蘚苔類、病害虫などについても簡単に解説しています。掲載種158種に対し、使用した樹皮写真は約500点。これまで紹介されることの少なかった樹皮の特徴、変異、見分け方を知っていただけると幸いです。

小学生から大人まで楽しめる絵本的な書籍です。街路樹や公園で、よく見られる木20本について解説。それそれの樹種の特徴だけでなく、生物としての木、木と人間との関わりなども、やさしい言葉と楽しいイラストで解説されています。イラストが美しく、可愛らしいので、眺めているだけでも癒やされそうな本です。

木の実ノートは1999年に発行され、10年以上経った今も人気の本です。人気の秘密は、木の実や木の葉の美しいイラスト、動物やオリジナルキャラクラーのかわいいイラスト、そして、心のこもった丁寧な解説だと思います。また、「縄文人の栗クッキー」や「桑の実ジャム」、「どんぐりもち」などの調理方法をはじめ、「エンジュの実で洗濯」、「ハンノキの実で布を染める方法」などの紹介も本書の魅力を引き立てているようです。

身近な公園の木や街路樹などの樹種を調べるとき、花や果実が実っていることは少なく、葉だけに頼らざるを得ないことが多くあります。そんなとき、本書のように、葉にスポットを当てた図鑑が重宝します。また、スキャナーにより読み取った実物さながらの美しさが本書の魅力。自宅にいながら、落ち着いて葉の観察ができるような図鑑です。

古来より日本人は身近な木を積極的に生活に取り入れ、その長い経験から、木の個性を見出し、適材適所で使ってきました。日本は「木の国」であり「木の文化を育んできた国」と言われています。本書では、日本人と木とのつきあいにまつわるさまざまな話をシンプルなイラストと易しい文章で解説。木に興味がない方でも、ぐいぐいと引き込まれてしまうような内容だと思います。木がテーマの本ですが、人が生きる上で大切なことを教えてくれます。宝石のような言葉が散りばめられているので、特に若い方には、ぜひ一読していただきたい本です。なお、ほとんどの漢字にルビがふられているので、小学生（高学年程度～）も読むことができます。

身近な道具から住まいまで、さまざまなものをつくる素材となる木と木材について全図解！木材の意外な特徴はもちろん、流通、木造住宅のしくみなどの基礎知識から、バイオマスエネルギー、バイオエタノールなど最新技術を駆使した木材利用法までやさしくわかります。

里山の魅力を伝える美しい写真図鑑＋里山を案内するガイドブック。雑木林の散歩道、田んぼや棚田の散歩道、水辺の散歩道の３部構成になっています。里山に欠かせないのが人とのつながり。美しい里山の風景の中に里山で暮らす人々の写真も所々にあり、実際に散歩しているような感覚になります。木や花、昆虫などの生き物、山菜などの解説や写真とともに掲載されている今森さんのショートエッセイも里山の魅力を引き立てます。

都会の田舎暮らし派へ贈る、里山を身近に感じるためのライフスタイル提案マガジン。本書は都会に住みながらも、里山を身近に感じる暮らしがしたいといった贅沢な現代人の夢を叶えるための、様々なヒントを集めた一冊です。大げさな動機やアクションでなくても、日常生活の中でちょっとした手間と工夫、心持ちで自分の庭やベランダでどこかほっとする里山気分に浸れるような、ライフスタイル、庭づくり、里の恵みを楽しむレシピなどを紹介しています。

里山―なつかしい響きをもつこのことばにみなさんはどんな風景をイメージされるでしょうか？雑木林、小川、溜池、そして田んぼ…ふるさとの風景ともいえるこれらの里山は、時代とともにしだいにすがたを消しつつあります．どうすれば里山を残せるのかについて、科学者も市民も行政もいっしょになって考えました．そしてこの本ができました。ぜひ手に取ってみてください（担当編集者より）

それぞれの森へのアクセス方法とともに、特長や歴史や文化など見るべきポイントを明示した上で、ベストなコースを提案しています。コースマップだけでなく「ブナ林を2kmほど歩いて、分岐点を右へ」など、道案内も丁寧です。写真も多く、見ているだけでも楽しめます。巻末には「森の基本用語集」も収録されています。見開きで一つの森を紹介しているので、森歩きのときには、コピーして折りたたんで、ポケットに入れておけば、重宝することでしょう。