地球温暖化(温室効果)で地球はどれだけ熱くなっているのか 平均気温

 
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地球はどれだけ熱くなっているか

地球温暖化は過剰な温室効果により起こる現象ですが、実際にはどれだけ温暖化が進んでいるのでしょうか。

世界の年平均気温の平年差のグラフ

19世紀の産業革命以降、地球の気温は急上昇しており、年々、平年差が大きくなっていく傾向にあります。

上のグラフは世界の年平均気温と平年値との差を表したものです。過去100年間、気温は年々上昇を続けていることがわかります。長期的には100年あたり約0.64℃の割合(※)で上昇しており、特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっています。

※IPCCの5次報告書(1880年から2012年の期間に0.85℃上昇)より算出。

これは大気中の温室効果ガス・二酸化炭素(CO2)の濃度の増大が大きな原因となっています。産業革命以前には、CO2の平均濃度は278ppmでしたが、現在は396ppm(※)まで上昇しています(産業革命以前に比べて42%増加)。

CO2濃度が高まった主な原因は、人間が経済活動(生産活動)により、地下から化石燃料を掘り出し、燃やし続けたことです。

※温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による2013年の世界の平均濃度。


今後の気温上昇の予測

IPCCの第5次報告書(2014年9月公表)によりますと、1880~2012年(132年間)で、世界平均地上気温は0.85℃上昇しています。また、今世紀末には現在(1986-2005年)と比較して最大で4.8℃上昇すると予測されています。これに伴い、北極海の海氷は縮小し、薄くなり続けることなどが予想されています。

温暖化の影響で北極では氷の融解が加速し、野生動物に深刻な影響を及ぼしています(©Eric Lefranc/Solent)。


地球温暖化の脅威

「IPCC第4次評価報告書・統合報告書概要」等によると、地球温暖化による具体的な影響(予測、可能性)として、次のような現象が挙げられています。

  • 海水の熱膨張や氷河が融けて、海面が最大59センチ上昇する。
  • 南極やグリーンランドの氷床が融けるとさらに海面が上昇し、肥沃なデルタ地帯や海に浮かぶ島々が水没する。
  • 世界平均気温が産業革命前より1.5~2.5℃以上高くなると、調査の対象となった動植物種の約20~30%で絶滅リスクが増加する。
  • 世界中で猛威をふるっているマラリアの感染地域が広がる。
  • 極端な高温、熱波、大雨の頻度が増加。熱帯サイクロンが猛威を振るようになる。
  • 強い熱帯低気圧が増加。激しい風雨により沿岸域での被害が増加する。
  • 高緯度地域の降水量が増加し、ほとんどの亜熱帯陸域では降水量が減少する。
  • 世界全体でみると、地域の平均気温が3℃を超えて上昇すると、潜在的食料生産量は低下する。

上記の他、地球温暖化による日本への具体的な影響(予測、可能性)として、次のような現象が挙げられています。

  • ブナ林や亜高山帯・亜寒帯の針葉樹林の分布適地が減少する。
  • 強い熱帯低気圧が増加。激しい風雨による被害が増加する。
  • 猛暑日や熱帯夜が大幅に増える。
  • サンゴが白化するなど生態系への深刻な影響を与える。
  • 海面上昇により海岸浸食や砂浜の消失等が起こる。
  • 熱波により熱中症患者が増加し、デング熱や日本脳炎が発生する。

[参考・引用]
JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター/林野庁「森林・林業白書」