地球温暖化(温室効果)で地球はどれだけ熱くなっているのか 平均気温

 
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地球はどれだけ熱くなっているか

地球温暖化は過剰な温室効果により起こる現象ですが、実際にはどれだけ温暖化が進んでいるのでしょうか。

世界の年平均気温の平年差のグラフ

産業革命以降、地球の気温は急上昇しており、2010年の世界の年平均気温の平年差は+0.34℃で、1891年の統計開始以降、2番目に高い値となりました。

上のグラフは世界の年平均気温と平年値との差を表したものです。過去約110年間、気温は年々上昇を続けていることがわかります。長期的には100年あたり約0.68℃の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっています。

これは産業革命以前には大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は約280ppmでしたが、現在は381ppm(※) に増えているからです。(産業革命以前に比べて36%増加)。

これは、人間が地下から化石燃料を掘り出し、燃やし続け、大気中の二酸化炭素を増やしたことが、主な原因とされています。

※温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による2006年の世界の平均濃度。

 

◆今後の気温上昇の予測

20世紀の100年間に地球の平均気温は0.6℃上がりました。また1990年代の10年間は過去1000年で最も温暖な10年となりました。2000年代の10年間でこの記録が更新される見込みです。さらに、2100年には1990年に比べて1.4〜5.8℃も上昇することが予測されています。

溶ける氷

未曾有の干ばつに襲われるオーストラリア(写真:らばQ

 

◆日本の森林生態系への影響

地球温暖化がこのまま進むと異常気象の増加、生態系の破壊、熱帯病の増加や海面上昇による浸水被害などの様々な影響が懸念されています。

特に日本の森林では次のような現象が見られたり、予測されています。

•  高山植物の減少し、これに代わって低地に生育する植物が標高の高い地域へ進出。

•  熱帯から亜熱帯に生息するはずのクマゼミが東日本で見られた。

•  山岳地帯でほ乳類が標高の高い方へ生息域を広げた。

•  2090年には日本のブナ林が存在できる適地は6割から9割減少すると予測されている。

 

◆地球規模で見ると…

気温の上昇は、森林生態系への影響にとどまらず、地球規模でのさまざまな影響が懸念されています。

氷河や南極・北極の氷が解けたり、海水の膨張により海水面が上昇し、肥沃なデルタ地帯や海に浮かぶ島々が水没する可能性があります。

地球の平均気温が3℃上昇すれば、海面は1m上昇すると言われていますが、そうなるとナイル川河口だけでも530万人が土地を失うという試算もあります。

世界的に深刻な食糧危機に陥ることも心配されています。 仮に気温が2℃上昇すると、植物の分布可能な気候帯は緯度方向で200m〜300mも変化すると言われています。そうなると温帯南部の穀倉地帯は生産不良となり、高温障害、病気や害虫の被害が出るため、品種改良や栽培技術の確立、灌漑施設などのつくり替えが必要になってくると考えられています。