乾燥材 かんそうざい

「乾燥材(かんそうざい)」とは、建築用材などとして使用する前に、あらかじめ乾燥させた木材のことです。木材に含まれる水分を一定の水準まで減少させることにより、寸法安定性が向上し、ひび割れ、反り等を防止し、強度を向上させる効果があります。また、乾燥材は、腐りや虫害のリスクが低くなるため、耐久性や信頼性が高まります。乾燥材は、建築材料や家具、インテリアなど、さまざまな用途で利用されています。

乾燥材には、以下のようなメリットがあります。

  • 寸法安定性が向上…木材は湿気を吸収することで膨張し、乾燥すると収縮します。湿度の変化によって、木材が割れや反りを起こすことがあります。しかし、乾燥させることによって、水分が除去されて木材が収縮し、寸法安定性が向上します。
  • 耐久性が向上…湿った木材は腐りやすく、虫害のリスクが高くなります。一方で、乾燥させることによって、腐りや虫害のリスクが低くなり、木材の耐久性が向上します。
  • 木材の品質向上…木材は乾燥させることによって、軽くなり、強度や硬度が増し、木目が美しくなります。また、加工しやすくなるため、木材の利用価値が高まります。

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