生物多様性オフセット せいぶつたようせい‐おふせっと

生物多様性を実質的に減少させない環境活動

開発などの人間活動で失われた生態系を、別の場所で復元したり、自然保護をしたり、生態系を創造するなどの代償行為によって相殺(オフセット)して、全体の生物多様性の損失をゼロにすること。例としては、天然の森林伐採を行った場合、別の山林や湿地などを保護・復元する場合などが挙げられます。

生物多様性オフセットでは、代償行為が本当に相殺するかどうかを評価する基準が必要になってきます。生態系の評価(定量化)の方法としては、その生態系を代表する種に着目し、生息環境の価値を算出するHEPと呼ばれる方法や、湿地の機能を計るWETと呼ばれる手法が用いられます。


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