身近な公園や街路樹で見かける木の実をイラストと写真で紹介。単なる図鑑的な紹介ではなく、それぞれの木を魅力的に紹介しています。
木の実ノートは1999年に発行され、10年以上経った今も人気の本です。人気の秘密は、木の実や木の葉の美しいイラスト、動物やオリジナルキャラクラーのかわいいイラスト、そして、心のこもった丁寧な解説だと思います。また、「縄文人の栗クッキー」や「桑の実ジャム」、「どんぐりもち」などの調理方法をはじめ、「エンジュの実で洗濯」、「ハンノキの実で布を染める方法」などの紹介も本書の魅力を引き立てているようです。
小学低学年から中学年向きに作られた絵本なのだけれど、うちの幼児の息子の大のお気に入りになりました。この本のおかげで、外を歩くときは、樹木のことを話しならが、歩くようになりました。また、この本を持って、公園や原っぱ、河原などへ行ったこともあります。それぞれの樹木の名称やその実の種類など、よくわかります。大人でも、ふだん、気に留めなかった樹木のそれぞれの特長が、よく理解できて、とてもいい本です。しかも、いろいろな木の実で作る昔からの遊びも盛り込まれています。ほっとけば、テレビアニメのことばかりに詳しくなってしまう現代の子どもたちに最適な本です。…「楽しい親子の会話ができる」By すみれんさん