世界の木材生産量
世界の年間の木材生産量は約35億m3です。世界の人口は約68億人ですから、1人当たり年間0.5m3を使用している計算になります。日本人の場合は1人当たり年間0.67m3で世界平均より高くなっています。
なお、木材生産量はアジアが最も多く、約3割を占めています。

世界の木材使用の5割以上は薪炭材
世界で生産される木材のうち、約53%は薪炭材(薪や炭などの燃料用)として使われています。薪炭材の約半数は、開発途上地域で生産されています。
また、残りの約47%は建築や紙の材料など産業用に利用されています。
ちなみに日本で使われている木材は、ほとんどが建築や紙の材料などの産業用です。日本での木材利用量(=約85,000千m3)は世界の生産量の約2.5%程度です。
木材の約6割は発展途上国で生産される
世界の木材生産量の約6割は、発展途上国で生産されています。発展途上国で生産された木材のうち約8割は薪炭用材です。先進国ではこれが逆転し、産業用材が8割以上を占めます。
〔参考・出典・引用〕
林野庁ホームページ/FAO「FAOSTAT」