水源涵養(かんよう)機能 緑のダム

 
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水源涵養機能 緑のダム

水源涵養(かん養)機能/緑のダム

森林に降った雨や雪などの降水は、すぐに森林から流れ出ることはなく、土壌に浸透し、ゆっくりと流れ出ます。このため、洪水や渇水が緩和されたり、澄んだ美しい水を私たちに供給してくれます。この働きのことを「水源かん養機能」と呼んでいます。

おいしい水の源は森林

私たちの飲む水は、おもに森林でつくられています(水源かん養)

森林の表土・林床(=森林の地面)には、コケや草の他、長い年月の間に積もった落葉・落枝(落ち葉や木の枝)などの多くの堆積物があります。そこには微生物をはじめ、多くの土壌生物が生息しています。土壌生物は堆積物を分解し、栄養分を含んだ腐葉土層をつくります。

土壌生物の活動により、森林土壌には「孔隙(こうげき)」と呼ばれる大小無数の孔が存在するようになります。すると森林土壌は、スポンジのようになり、雨水をすみやかに地中に浸透させるたり、保水の機能も持つようになります。このため、雨が降っても、下流の河川が急に増水することはなく、また日照りが続いても水が枯れることはありません。つまり、雨水がゆっくりと河川に流されるので、洪水や渇水が緩和されるのです。そのため森林は「緑のダム」と呼ばれることがあります。

※森林土壌は6割程度が孔隙であり、降水量の約35%を地下水として蓄えることができるといわれています。

また、雨水が地中に浸透する過程で水を濾過(ろか)したり、化学物質を吸い取って水を浄化しています。森林土壌は、いわば「浄水器」のような働きをするのです。さらに、岩石の間を通ることによりミネラル分を含むようになり、いわゆる「おいしい水」を私たちに供給してくれます。