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森林の土壌の中には分解者と呼ばれる生態系の中では大切な役割を担っているさまざまな生物が棲んでいます。数ミリ程度の小さなトビムシから10センチもあるミミズまで、森の土の中で枯葉や動物の遺骸を分解しながら、ひたむきに森を守ってくれています。とても可愛いダニや少々グロテスクなムカデなど80種類以上の生物がきれいな生態写真と簡単な解説文で紹介されています。
文一総合出版/1,470円 ISBN:9784829921937
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森林には,光合成を行う生産者(緑色植物),それを食べる消費者(草食・肉食動物など),植物や動物の遺体を分解する分解者(土壌動物・微生物)というように分けられ,それらの生物体をつくる有機物は,結局は死骸となり,無機物に戻されます。つまり「土に返る」わけです。
緑色植物は,太陽光線を利用して,土壌から吸い上げた無機養分や水分と大気中の二酸化炭素から葉緑素の働きによって有機物(植物体)をつくります。その植物体の枝や葉が地表面に落ちて,土壌の動物・微生物によって分解され,土壌に返っていきます。
動物は,植物のように太陽光線などを利用して,自分の体を作ることはできません。そのため,鳥や虫,草食・肉食動物は,植物の作ったものを直接または間接的に食べています。そして,動物の排泄物,死骸等は土壌に返っていきます。
土壌に入った排泄物や生物体の死骸などの有機物は無数の土壌動物や土壌微生物によって分解され,無機物化されて,いつかは再び植物の根に吸収されます。 また,土壌よりさらに深いところには,岩層があり,岩層が風化してできる無機物(カリウム,リン,鉄,カルシウム,マグネシウムなど)も植物の無機養分となり吸収されます。
このように,森林には物質とエネルギーが循環するしくみがあり,これが「森林生態系」です。森林生態系では「土壌」も重要なメンバーであり「土壌」がなければ生態系は成立しないのです。
〔参考文献・出典〕
社団法人全国林業改良普及協会「森林インストラクター入門」
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