森林生態系の原動力 光合成

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光合成のしくみ

光合成の模式図

〔参考文献・出典〕
財団法人 日本木材総合情報センター・全国木材協同組合連合会「木が守る地球と暮らし」をもとに作成


◆光合成は森林生態系の原動力

何かが動いたり、営まれるためには、原動力(エネルギー源)が必要ですが、森林生態系の原動力は太陽光線をエネルギー源とした光合成です。

樹木は大気中から葉の気孔から吸収した二酸化炭素と根から吸い上げた水を原料として、太陽エネルギーと葉緑素のはたらきで糖(有機物)をつくり、酸素を放出します。

光合成を式にすると次のようになります。

光合成の化学反応式

光合成でつくられる糖(C6H12O6) の中には太陽から得た光エネルギーが取り込まれています。 そして、根から取り入れた地中の無機物(窒素などの養分元素)と結合し、蛋白質や脂質などの複雑な有機物になります。
その植物を草食動物が食べ、その草食動物を肉食動物が食べ、有機物とそこに蓄えられたエネルギーは生物間を伝わっていきます。


◆植物のエネルギー源

植物が活動するエネルギーは、光合成によって有機物(糖)の中に取り込んだエネルギーから得ています。植物は自分自身の活動エネルギーを自分でつくっているわけです。有機物からエネルギーを取り出すはたらきが呼吸です。呼吸では酸素を吸収し、有機物を分解し、二酸化炭素を放出します。

上記のように、植物は光合成によって有機物をつくりますが、一方では、呼吸によって分解されてしまいます。しかし、通常は光合成によってつくられる有機物の方が大きく、植物は成長します。光合成によってつくられる有機物と呼吸によって分解される有機物の差を「(有機物の)純生産量」と呼んでいます。これは植物の成長量に相当します。