間伐 定性間伐 定量間伐 列状間伐

 
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間伐

苗木を植えてから15〜20年位経ち、木々が成長してくると、林の中が混み合ってきます。そのまま放置すると木々同士の枝葉が重なりあい、根も張れず、木が健全に育つことが難しくなります。そこで木の間引き「間伐」を行います。

間伐が必要な森林。木々が密集しておりお互いの成長を阻害している
©2010 私の森.jp 写真部

間伐は木々の密度を調整することで、木々どうしの競争を緩和させ、残された木を健全に育てるための必要不可欠な作業です。また、間伐を行うことにより、価値の高い木材を生産することができます。通常は秋から冬にかけて行ないます。しかしながら、現状ではコストや人材・技術者不足などの点で間伐の実施が困難になっています。

 

◆定性間伐

定性間伐のイメージ図

木々の形質に重点を置いて、あらかじめ伐る木を決めて行う間伐が定性間伐です。基本的には、成長のよくない木、ひょろひょろとした木、曲がった木などから順に伐って行き、優良木を残します。間伐木の選定が大切で、間伐の方法として主流となっています。

 

◆定量間伐

定量間伐のイメージ図

立木の密度に重点を置いて、残す量をあらかじめ決めて行う間伐が定量間伐です。

 

◆列状間伐

列状間伐のイメージ図
列状間伐の写真

定量間伐の一種で斜面の上下に沿って列状(筋状)に間伐する方法です。列状間伐は「部分皆伐(ぶぶんかいばつ)」と言われることもあります。

高性能林業機械によって、低コストで効率的に間伐ができる新しい方法です。3列を残して1列を伐採する「3残1伐」や「4残1伐」など、森林の状況により方法を選択します。

列状間伐では、定性間伐のように伐採する木を選ばず、効率を優先するため、優良木を伐採してしまったり、不良木が残ってしまうという短所もあります。伐採した木の良否によって、使い道を分けることができれば、合理的な間伐方法になるでしょう。

 

〔参考文献・出典〕
林野庁・社団法人全国林業改良普及協会「間伐のしおり」 をもとに作成/写真は林野庁「森林・林業白書(平成16年度)」より