木材調湿性と居住環境

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木材の調湿性と居住環境

人間の快適さ(体感温度)に影響する気候的な要素として,温度・風速・湿度があげられます。特に湿度による影響は大きく,温度と風速を適切に保っても湿度が高い環境では快適さは感じられません。快適で過ごしやすい居住環境を得るためには,住宅に湿度調整機能が備わっていることが必要です。

鉄筋コンクリート造と木造住宅の湿度の変化

次のグラフは屋外の湿度(百葉箱)に対して,ビニール内装(壁紙等を張った部屋)と合板内装(内装に木を使用して部屋)の湿度がどのように変化するかを調べた実験結果です。

住宅内の湿度変化のグラフ

合板内装の住宅で湿度が一定に保たれていることがわかります。これは合板が湿気を吸収・放湿し,室内の湿度を一定にしていたからです。これが木材の調湿性です。このことから,構造材や内装材,家具などに木材が豊富に使用されていると,湿度の変動が緩和され,快適な居住環境をつくることができると考えられます。

〔参考資料・出典〕
財団法人 日本木材総合情報センター「木材の基礎知識」をもとに作成/則元京 他 木材研究資料 No.11,1977




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