温室効果と地球温暖化
◆地球が溶けない理由は
地球が誕生した46億年前から、地球は太陽から光と熱のエネルギーを受け続けています。つまり、加熱し続けられています。普通に考えればとっくに溶けてしまっているところです。
しかし、地球が溶けない理由は、地球は太陽からもらったエネルギーと同じだけのエネルギー量を宇宙空間に放射しているからです。式で書くと
太陽からもらうエネルギー = 宇宙空間へ放射するエネルギー
この=が大切で、これが不等号(>や<)になってしまうと、どんどん地球が熱くなっていくか、どんどん冷たくなっていってしまいます。
◆温室効果とは
ところで、太陽からもらったエネルギーは、地球内部や大気中で循環します。循環しながら結局は同じだけのエネルギーを宇宙空間に放射します。
その放射する過程で地球の大気がそのエネルギーの一部を一時的に保持してくれます。そのおかげで、我々は暖かい環境で快適な生活ができるのです。この大気のはたらきを「温室効果」といいます。このはたらきをするのは大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスです。ちなみに温室効果ガスがないと地球の温度はマイナス18℃になると言われています。
◆地球温暖化をもたらす過剰な温室効果
ところが最近、地球大気中の温室効果ガスの濃度が高まっているため、過剰な温室効果が起こっています。これが「地球温暖化」です。地球がエネルギーを宇宙空間へ放射する際、大気がそのエネルギーを過剰に引き止めてしまい、うまく宇宙区間へ放射できないのです。つまり、先ほどの式の等号=が不等号>になってしまっているのです。人間活動によって新たに発生した温室効果ガスの増大が原因です。
◆地球温暖化防止に向けて日本では…
なんとかしないと、地球がどんどん熱くなってしまいます。この現状を回避するために、温室効果ガスを削減しようと国際会議COP3が、1997年日本の京都で開かれました。そこで、日本は温室効果ガスを1990年比で6%削減することを約束しました(京都議定書)。そして、国内では「チームマイナス6%」などの国民運動が始まりました。
ところで、この6%の削減量のうち3.8%(※)は森林による二酸化炭素(CO2)の吸収量で達成することを約束しています。この目標達成に向けて「木づかい運動」が展開されました。
※京都議定書が発効された当初は3.9%でした。それが「サンキューグリーンスタイルマーク」(右上)に象徴されています。
