カラマツ 唐松 落葉松

●ヒノキ科アスナロ属
●北海道〜関東北部・四国・九州に分布
ヒバの別称は「アスナロ」。その由来は「明日はヒノキになろう」と言われ、檜(ヒノキ)に劣るようなイメージをもたれています。しかし、ヒバの持つ独特の芳香(ヒノキチオール)により、枯死しても芯まで腐らないほどの耐久性があり、木材としては、ヒノキにひけをとらない優良材です。
青森のヒバ林は
日本三大美林のひとつ



鱗片状の葉を持ち、葉裏のW字型の気孔線がヒバの特徴
球果は10〜16mm程度。10月〜11月に熟し、種子を落とす
ヒバ材は建築をはじめ、まな板・桶などに使われる
◆ヒノキチオールはヒバに含まれている
ヒノキチオールには、雑菌や虫を寄せ付けない、抗菌・防虫・防ダニ効果があることが知られています。そのため、ヒバで建てられた家には、蚊やシロアリなどの害虫が近寄ってこないと言われています。
一方、人間に対しては、ヒノキチオールのα-ピネンという成分により、ストレスを和らげ、心が落ち着き、気持ちをリラックスさせる働きがあります。 さらに、アトピー治療にも利用されています。近年の研究では、農作物が長持ちしたり、草花が活性化する等の報告がされています。
このヒノキチオールは、その名から、ヒノキに含まれていると思われがちですが、実は、ヒバにはヒノキのより多くも含まれています。特に青森ヒバにはヒノキの10倍ものヒノキチオールが含まれていることが知られています。
◆青森のヒバ林は日本三大美林のひとつ
木曽檜、秋田杉と並んで日本三大美林に数えられる青森ヒバの林は幕政の時代にヒバ山を厳しく統治してきたまま残っています。その面積は61,000ha、木材の蓄積量は木曽檜の約3倍、秋田杉の約7倍もあると言われています。ヒバ林のほとんどは青森県内にあり、下北半島と津軽半島で山間を行くと濃い緑色のヒバ林を随所に見ることができます。
〔参考文献・出典〕
日本文芸社「樹木図鑑」/学習研究社「日本の樹木」/日本木材総合情報センター「木net」
