木材の耐久性(野ざらし実験)

この実験は、平成13年5月から8年間、千葉県浦安市にて、4種類の木材を野ざらしにした結果です。

左から、静岡県産のヒノキ、宮崎県産のスギ、カナダ産のベイツガ、フィンランド産のホワイトウッドです。いずれも建築資材としてよく使われる木材です。

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野ざらし4年後

野ざらし4年後の結果です。ホワイトウッドはすでに崩壊してしまいました。ホワイトウッドは、2年半後にはキノコが生えていたとのことです。

野ざらし4年後の写真…ホワイトウッドはすでにボロボロです

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野ざらし8年後

同じ木材でも樹種により耐久性に大きな差があることがわかります。日本は降水量が多く、夏には蒸し暑く、冬には寒い時期が続きます。逆に春や秋は爽やかな季節です。そのような日本の気候風土で、木造建築を行う場合、その建築資材の選択は大切です。つまり、日本で育ち、日本の気候風土にあった樹種(ヒノキ、スギなどの国産材)の選択が適していることが、この実験からわかります。

野ざらし8年後の写真


野ざらし8年後の写真


〔参考文献・出典〕
東京・新宿駅西口イベント広場「グリーンリバー・アート」における展示 2009年6月14日


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