森林の機能と評価額 学術会議答申 貨幣換算 70兆円

森林・林業学習館

林業という仕事
木の国ニッポン
温暖化防止 育成林

TopPageへ Powered by msearch
サイト内検索 
トップページへ   ご利用の手引き 森林・林業用語検索 テキスト版 リンクについて お気に入り登録




森林機能の評価額

森林にはさまざまなはたらきがあり,これを多面的機能と呼びます。多面的機能は「経済資源としての機能」と「環境資源としての機能」の2つに大別されます。これらの日本学術会議における評価額の試算は次の通りです。

経済資源としての機能:6,700億円/年間

日本の森林は木材やキノコなどの林産物を生産し,資材や燃料や食料など市場経済における価値を産み出す機能があります。この経済資源としての価値をマーケットで取引される量を通じて評価すると,6,700億円という評価額になります。

環境資源としての機能:70兆円/年間

森林には洪水や渇水を緩和し水質を浄化する機能,土砂の流出や崩壊を防ぐ機能,安らぎや憩いの場を提供する機能,多種多様な動植物が生息・生育するなど生物多様性を保全する機能,二酸化炭素を吸収し貯蔵する機能などがあり,これらは公益性が高いことから公益的機能とも呼ばれます。これらは,日本学術会議の試算では年間約70兆円(702,638億円)と評価されています。これを日本の森林1ha(100m×100m)当りに換算すると年間約280万円となります。 ただし,生物多様性保全機能などは貨幣価値に換算できないとされているので,実際の環境価値は試算額を上回る巨大なものといえます。


森林の持つ機能 評価額
表面侵食防止 282,565億円
水質浄化 146,361億円
水資源貯留 87,407億円
表層崩壊防止 84,421億円
洪水緩和 64,686億円
保健・レクリエーション 22,546億円
二酸化炭素吸収 12,391億円
化石燃料代替エネルギー 2,261億円
合計 702,638億円

〔参考文献・引用〕
日本学術会議答申「地球環境・人間生活にかかわる農業および森林の多面的機能の評価について(答申)」





spacer